7月の外気温
藤野の気温(私的)|2009年7月31日(金)
野の花便り|2009年7月27日(月)
オオヤマサギソウの花が満開になりました。
オオヤマサギソウ (大山鷺草) Platanthera sachalinensis ラン科
咲き始めと比べると花の色が白っぽくなりました。
オオウバユリは花びらが殆ど落ちました。開花期は短いですね。
林への道端にヤブハギの花がたくさん咲いていました。
ヤブハギ (藪萩) Desmodium podocarpum ssp. oxyphyllum var. mandshuricum マメ科
同じ道端にオオヘビイチゴの花が咲いていました。
オオヘビイチゴ (大蛇苺) 別名 タチロウゲ(立狼牙) Potentilla recta バラ科 帰化植物(原産地 ヨーロッパ)
道路脇の草むらにモイワシャジン似の花が咲いていました。図鑑等で調べたのですがわからず、ネットの検索で園芸種のハタザオギキョウ (ハタザオキキョウ) (旗竿桔梗)にたどり着きましたが、確定には至らず目下調査続行中。
ハタザオギキョウ (ハタザオキキョウ) (旗竿桔梗) Campanula rapunculoides キキョウ科
ヨーロッパ原産の多年草で、日本には1926年ころ入ってきたようです。丈夫でよく広がるので花壇によく植えられ、野生化しているところも。苗は学名のままカンパヌラ・ラプンクロイデスで販売されているとのこと…。近所の庭や街路の花壇にも良く似た花が咲いている事から、たぶんハタザオギキョウ…?。
ここは人里に近く、林内や道端には大型家電や庭の残土などの不法投棄が多く、捨てられた土などから移出した可能性あり。(林の奥には捨てられた自動車の残骸が数台…。)
野の花便り|2009年7月25日(土)
今日は午後から雨が降るとの予報なので、午前中大急ぎで白川市民の森を案内板(ここをクリックで見取図へリンク)の番号で、入口→1→2→27→28→29→3→4→5→6→1→入口 の経路で散策しました。(このコースに今咲いている野の花の種類が少なく、ちょっとガッカリ…。)
クルマユリの花が咲いていました。
クルマユリ (車百合) Lilium medeoloides ユリ科
エゾスズランの花の咲き方が疎らなタイプと密集タイプがありました。
エゾスズラン (蝦夷鈴蘭) 別名 アオスズラン Epipactis papillosa ラン科
ミズヒキの花が咲き出しました。
ミズヒキ (水引) Antenoron filiforme タデ科
直ぐ横にキンミズヒキの花が咲いていました。
キンミズヒキ (金水引) Agrimonia pilosa var. japonica バラ科
野の花便り|2009年7月24日(金)
定点観察中のオオヤマサギソウとエゾスズランの花の様子を観てきました。オオヤマサギソウの花は七分咲きとなりました。
オオヤマサギソウ (大山鷺草) Platanthera sachalinensis ラン科
エゾスズランの花はほぼ満開です。
エゾスズラン (蝦夷鈴蘭) 別名 アオスズラン Epipactis papillosa ラン科
花は下向きに咲くので三脚をローアングルに設定。そのため空がバックとなるので可成り厳しい状態での撮影です。(毎回、ブヨなどの襲来に悩まされ、思うようにシャッターを切れません。)
野の花便り|2009年7月20日(月)
久しぶりに天気回復したので砥山の林道で今咲いている花を観察に行ってきました。先ずホザキナナカマドの花。
ホザキナナカマド (穂咲七竈) Sorbaria sorbifolia バラ科ホザキナナカマド属(落葉低木)
続いてノリウツギの花 。
ノリウツギ (糊空木) 別名 サビタ、ノリノキ Hydrangea paniculata ユキノシタ科アジサイ属(落葉低木)
そしてトリアシショウマの花。
トリアシショウマ (鳥足(脚)升麻) Astilbe thunbergii var. congesta ユキノシタ科
花粉目当てに色々な昆虫が集まっていました。カミキリムシの仲間でしょうか。
今回の観察で開花確認リストの中のヨツバヒヨドリ。漸く開花しました。
ヨツバヒヨドリ (四葉鵯) Eupatorium glehnii キク科
茎が緑のタイプ。
茎と葉が赤っぽいタイプ。
同じく開花確認リストのヒヨドリバナ。
ヒヨドリバナ (鵯花) 別名 オオヒヨドリバナ Eupatorium chinense var. oppositifolium キク科
同じく開花確認リストのヤナギランの花も開花しました。
ヤナギラン (柳蘭) Chamerion angustifolium アカバナ科
山菜でお馴染みのウドの花が咲いていました。
ウド (独活) Aralia cordata ウコギ科
ヤマハハコの花も咲き出しました。葉が細くて白っぽいタイプ。
ヤマハハコ (山母子) Anaphalis margaritacea var. angustior キク科
葉の幅が広くて緑色のタイプ。
ファインダーを覗いていたら大きなハチが止まって吃驚。ハナバチの仲間でしょうか。
群生しているエゾノキリンソウの花も咲き出しました。
エゾノキリンソウ (蝦夷麒麟草) Phedimus kamtschaticus ベンケイソウ科
エゾアジサイの花は今が見頃です。空色タイプ。
エゾアジサイ (蝦夷紫陽花) Hydrangea serrata var. megacarpa ユキノシタ科(アジサイ科)(落葉低木)
青色タイプ。
桃色タイプ。
ウツボグサの花も群生で咲いていました。
ウツボグサ (靫草) 別名 カコソウ Prunella vulgaris ssp. asiatica シソ科
ゲンノショウコの花が咲いていました。
ゲンノショウコ (現証拠)別名 ミコシグサ Geranium thunbergii フウロソウ科
ビロードモウズイカの花も咲き始めました。
ビロードモウズイカ (天鵞絨毛蕊花) Verbascum thapsus ゴマノハグサ科(ヨーロッパ原産の帰化植物)
エゾイチゴの果実が赤く色づいてきました。
ナニワズの果実も赤熟していました。